猫×猫は注意が必要!

一番気をつけなければいけないのは、この組み合わせかもしれない。猫同士は相性がわりとはっきりとしており、不仲の場合は血を見るケンカに発展することも少なくない。最悪の場合は、同じ空間では暮らせず、1階と2階、などのように完全に住み分けをしなければならないこともある。

猫の場合、相性が悪いとひどいケンカに発展することもある。photo/iStock

また、いわゆる「ネコカゼ」の原因となるヘルペスなどのウイルスや、猫白血病・猫エイズなどのウイルスを保有している場合、猫同士の接触でウイルスは伝染する。詳細は他の文献に譲るが、とくに地域猫を保護した場合はこれらのウイルスを持っている可能性もあるので、知識として知っておくと良いだろう。

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初めて猫同士を会わせるときは、いきなり対面させず、下記のように少しずつステップを踏んで近づけるのが望ましい。

1) 別の部屋で扉越しに気配を感じさせる
2) お互いのニオイを交換する(それぞれの猫の頬をハンドタオルなどでこすり、お互いのタオルのにおいをかがせる、など)
3) 扉を薄く開けてお互いの姿を見せる
4) 人が見ているところで少しずつ接触時間を増やす

人も猫も第一印象が大事だ。その後の相性を一生左右する可能性もあるので、ぜひゆっくりと時間をかけて慎重に会わせたい(何ヵ月も時間を要するケースもある)。また、どうしても相性が合わないケースもあるので、譲渡や購入する際は、可能ならばトライアルをさせてもらうのがおすすめだ。

先住猫がナイーブな性格で環境変化に弱いと分かっている場合は、「フェリウェイ」などの人工フェロモン剤を積極的に使用したり、「ジルケーン」などのサプリを一定期間内服させるのもいいだろう。

ちなみに相性が良く仲がいい猫同士は、お互いの顔を舐め合う「アログルーミング」を行なったり、並んで同じ場所で寝たりする。一方で、毎日小競り合いのケンカをしていたり、一定の距離を保って暮らしている場合は、そこまで仲がいいとは言えないので、例えばエサや水は別々のお皿を用意するなどの工夫が必要だろう。

担当編集は2匹目の猫を飼うことになった時、先住猫とはすぐに会わせず、慣れるまで3段型のゲージを使用し隔離、徐々に慣らした 写真/伊藤学