犬×猫は意外と住み分けができ相性がいい?

次は、犬と猫を飼いたいというケース。この場合は、意外と住み分けができることが多い

というのも、猫の動きは立体的だ。小型犬ならせいぜいソファくらいの高さまでしか登れないが、猫は足場さえあれば天井近くまで登ることができる。犬と猫を飼う場合は、必ず猫が犬から逃げられるような立体的なスペースを用意してあげて欲しい。具体的には、キャットタワーや、カラーボックスなどを組み合わせて足場や寝床を作ってあげると良いだろう。

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ちなみにこちらの組み合わせでも、フードの問題は気をつけたい。猫はタウリンというアミノ酸を体内で生合成できないため、キャットフードには必ずタウリンが添加されている。仮に猫がドッグフードだけを食べ続けると、タウリン欠乏症となり健康被害が起こる(おそらく好みの問題で猫はそこまで熱心にドッグフードを食べないだろうが)。また、キャットフードはドッグフードに比べて高カロリーのため、犬がキャットフードを食べ続けるのもあまりお勧めできない。犬が届かず、猫だけが安心してアクセスできる場所にエサや水を置くと良いだろう。

犬が嫌なとき、冷蔵庫など高いところに猫が逃げられるように猫の足場を作って工夫をした。写真提供/片川優子

猫のトイレにも注意が必要だ。猫は自由にトイレができないと泌尿器トラブルになりやすいので、トイレの場所や環境には十分配慮してあげたい

以前我が家も、猫2匹と中型犬を同じ部屋で飼っていたが、犬が猫砂を食べてしまったり、エサを食べてしまうことがあった。トイレは、あまりキャットフレンドリーとは言えないが、蓋付きの深いもの、猫砂はおからでできた、最悪犬が食べても消化管に詰まらないものを選んでいた。(我が家の場合は中型犬だったのでトラブルはなかったが、小型犬の場合は量によっては危険もあるので極力食べさせないに越したことはない。)また、外出時は、犬をサークルに入れて、猫はフリーにしていたのだが、トイレは犬のサークルから死角になる位置に置き、落ち着いてトイレができるように配慮した。

またエサと水は、猫だけが通り抜けられる扉付きの猫用ケージの奥の方に入れていた(うっかり手前に置くと、犬が扉から顔を突っ込んで食べてしまう)。キャットタワーもあまりサークルから見えない位置に設置し、追いかけられてもすぐに上に逃げられて、ゆっくり休めるように工夫した。

エサも犬に食べられないように猫だけが入れるケージの中に置いた。写真提供/片川優子

たとえ犬を飼っていなくても、猫は、例えば来客時などの(猫にとっての)非常事態の際には、部屋全体を見渡せるような高いところから俯瞰することで落ち着きを取り戻すと言われている。猫を飼う場合は、足場や逃げ場を常に確保してあげられるよう、家具の配置などに気を配ってあげたい。