ウレタンマスク、家族以外とお茶…「デルタ株」に感染する行動パターン、最新情報からわかること

村上 和巳 プロフィール

2回接種後のデルタ株発症予防率「ファイザー88%、アストラゼネカ67%、モデルナ96%」

しかし、最大の予防策はワクチン接種だ。

現在日本の公的接種に用いられているワクチンはメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンである米ファイザー・独ビオンテック共同開発のコミナティ筋注(以下、ファイザー・ワクチン)と米モデルナ社のモデルナ筋注(以下、モデルナ・ワクチン)、さらに最近40歳以上を対象に使用が始まったウイルスベクターワクチンであるアストラゼネカ社のバキスゼブリア筋注(以下、アストラゼネカ・ワクチン)の3種類だ。

いずれも2回接種が必要で、臨床試験で分かった有効率は、ファイザー・ワクチンが95%、モデルナ・ワクチンが94.1%、アストラゼネカ・ワクチンが76%。

 

この有効率は感染予防ではなく、体内に入ったウイルスによる発症を予防する有効率。また、有効率95%とは、新型コロナの発症率がワクチン未接種集団に比べると、ワクチン接種集団で95%低下していたという意味だ。

もっとも前編で述べたようにデルタ株はヒトの免疫から逃れやすくなるため、ワクチンの効果は低下すると言われている。

実際、英イングランド公衆衛生庁が感染者報告やワクチン接種状況のデータベースを基に行った研究から、2回接種完了後のデルタ株に対する発症予防の推定有効率はファイザー・ワクチンが88%、アストラゼネカ・ワクチンが67%だった。

モデルナ・ワクチンに関しては、米国立アレルギー感染症研究所のグループが人工的に再現したデルタ株に対する2回接種完了者の血液中の抗体の効果を確認し、2回接種完了半年後でも96%のウイルス抑制効果があった発表している。

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