小室圭さん問題、「アメリカで結婚生活」報道乱発に抱く強烈な違和感

一連の報道は宮内庁のリークなのか
宇山 卓栄 プロフィール

もう誰にも止めることはできないのか

今、どこを見渡しても、この結婚を、体を張って阻止しようとする者はいないようです。日頃、皇室への崇敬の念を口にする政治家もまったく動く気配はありません。皇室のプライベートな問題だという勝手な線引きをして、自分たちは泥をかぶりたくないということでしょう。

皇室の御意向に黙って従うのが忠義であると勘違いしている者も少なくありません。しかし、ならぬものはならぬと諫言することが真の忠義ではないでしょうか。

長官をはじめ宮内庁の職員は役人です。彼らは規則に沿って行動しているに過ぎませんし、何を期待しても仕方ありません。

この不当な結婚を止めることができるのは父である秋篠宮殿下だけです。「秋篠宮殿下であっても、もはや止めることはできない」という報道が多くありますが、「止めることはできない」のではなくて、「止めることを諦めておられる」というのが実情でしょう。

Gettyimages

皇族の結婚は一般人の家庭の結婚とはまったく違います。秋篠宮殿下は昨年、結婚を認めるとされた上で、「憲法にも、結婚は両性の合意のみに基づくというのがあります」と述べられました。しかし、皇族は「両性の合意」さえあれば、好きなように結婚できるというわけにはいきません。2000年以上も連綿と続く歴史を背負った皇室、その尊厳や価値を守るということにおいて、一般人のように自由にはできないのです。

天皇や皇族は門地により、一般国民とは区別される存在で、憲法が一般国民に保障する人権もなく、国民の三大義務も免除されている特例的存在です。幸福や自由を追求する権利を充全には享受することができません。辛いことですが、それが皇族として生まれた者の避けることのできない宿命なのです。

この日本国において、過去から連綿と引き継がれた皇室は未來も存在し続けます。自分たちの世代だけの身勝手な欲求で、皇室の永劫性を損なわせることは誰にもできません。秋篠宮殿下が、眞子内親王殿下を何としても説得し、結婚を止めさせ、親としての、また皇族の大黒柱としての責任を果たされることを願っています。

しかし、秋篠宮殿下がいくら止めたとしても、眞子内親王殿下がそれを聞き入れなければ、結婚を止めることは制度的にも物理的にもできないのが実情です。

 

眞子内親王殿下が皇室の戸籍にあたる皇統譜を取り寄せて、婚姻届を役所に提出すれば、結婚は成立します。明日にでもやろうと思えばできます。現在、小室氏がアメリカに滞在中であっても、代理人を立てれば、婚姻届を提出できます。

結婚が成立すると、眞子内親王殿下は皇籍から離脱します。一般人になられて、パスポートも取得できます。皇族はパスポートを持っていないので、渡航の度ごとに、外務省が特別パスポートを発行します。現在、眞子内親王殿下は勝手に渡航することはできませんが、ひと度、皇族から離れれば、アメリカへも自由に行くことができます。

関連記事