小室圭さん問題、「アメリカで結婚生活」報道乱発に抱く強烈な違和感

一連の報道は宮内庁のリークなのか
宇山 卓栄 プロフィール

「アメリカでの結婚生活」を前提にした報道の怪

海外で、眞子内親王殿下と小室氏が暮らすのであれば、メディアに晒されることがなくなり、解放されるといった指摘がなされています。しかし、日本のメディアはアメリカにまで追いかけていきますし、さらに、前述のように、そこへアメリカのメディアも加わります。アメリカで暮らせば、メディアに晒されずに済むということはあり得ません。

現地の大使館や領事館は現地の市警とも密に連絡を取らなければならず、対応に追われます。パパラッチたちがしつこく付きまとうような混乱の中で、万が一、事故でも起きれば、外交問題にすら発展しかねません。

日本国内であれば、警備状況を充全に統括することができても、海外となると、それは難しく、予測不能な事態が起こる可能性も考えられます。簡単に、アメリカで暮らすことなどできないのは言うまでもありません。

Gettyimages

昨今、「アメリカでの結婚生活」を前提にした報道がこれほど多く流れているのは、宮内庁筋からの情報が元になっている可能性もあり、宮内庁がそれを容認する方針であるため、伏線を張っているようにも見えます。少なくとも、宮内庁はこの間、こうした報道を否定していません。

宮内庁からのリークがなければ、さすがに、メディアも「アメリカでの結婚生活」が既定路線かのように書くことはできないでしょう。リーク元が小室氏の母であるとの報道もありますが、それだけではないはずです。いずれにしても、昨今のこうした既定路線報道には、強烈な違和感を抱かずにはおれません。

私は、たとえ多くのメディアが「アメリカでの結婚生活」を報じようと、そんなことができるはずがないと考えます。

 

官房長官はこの問題について聞かれると、「状況を見守る」としか答えません。皇室の威信を守る責務が政府や政治にありますが、彼らは口を閉ざしたまま、触れようとしません。どうやら、宮内庁と同じく、穏便に結婚を終わらせてしまって、さっさと幕引きしたいということが本音のようです。最初は国民がやかましく言うかもしれないが、一年も経てば忘れるだろうという見立てなのです。

借金を踏み倒して逃げた男と「アメリカで結婚生活」を送るなどということが、皇室にとって、取り返しのつかない恥となるということの認識が宮内庁や官邸にはありません。自分たちは関わりたくない、海外へ厄介払いしたいという役人根性があるだけです。

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