スタジオジブリ公式ホームページより

ジブリ作品の「視聴率が良い」理由…テレビに隠された「カラクリ」をご存知ですか?

「コアターゲット」の存在

この約1年、視聴率がたびたび話題になった。2020年3月末から個人視聴率の測定が全国的に始まり、さらに今年6月にダウンタウンの松本人志(57)がツイッターでコアターゲットに言及したためだろう。

あらためて視聴率について考えたい。ビデオリサーチ調べの視聴率データを3点用意した。世帯視聴率(以下、世帯)と個人全体視聴率(同、個人全体)と本来は非公開のコアターゲットの視聴率である。

いずれも関東地区のもので、3点とも制作現場の最前線で働くテレビマンたちが連日チェックしているデータだ。

コアターゲットとはビジネス用語であり、「核となる標的顧客層」のこと。民放界の場合、購買意欲が高く、スポンサーが歓迎しやすい性別・年齢層を指す。

photo by iStock

日本テレビのそれは男女13歳から49歳の視聴者で、そのままコアターゲットと呼んでいる。TBSは新ファミリーコアと称し、男女4歳から49歳のこと。フジテレビの呼称はキー特性で、対象は日テレと同じ男女13歳から49歳に設定している。

世帯と個人全体とコアターゲットの数値を比較してみたい。ここでのコアターゲットの呼び方はビジネス用語で、多くのテレビマンも使う「コア」で統一する。また、コアの性別・年齢層は日テレとフジが使っている男女13歳から49歳のデータを用いる。

 

ランキングを見てみると

8月第2週(8月9日~同15日)のプライム帯(午後7時~同11時)の番組を、世帯の数値が高い順にランキング化した。平日の帯番組の場合、最も数値の高い日を選んだ。そこに個人全体とコアの数値を付け加えた。

1.NHKニュース7(15日)NHK
世帯17.9% 個人全体10.4% コア4.2%
2.ポツンと一軒家 テレビ朝日系   
世帯16.0% 個人全体9.0% コア2.4%
3.ザワつく!金曜日 テレ朝
世帯15.8% 個人全体9.3% コア4.2%
4.報道ステーション(12日)テレ朝
世帯15.2% 個人全体8.6% コア4.8% 
5.青天を衝け NHK
世帯14.3% 個人全体8.7% コア3.0%
6.金曜ロードショー もののけ姫 日本テレビ
世帯13.8% 個人全体8.6% コア9.6%
6.新・情報7daysニュースキャスター TBS
世帯13.8% 個人全体7.6% コア4.5%
7.ファミリーヒストリー NHK
世帯13.3% 個人全体7.6% コア2.2%
8.サタデーステーション テレ朝
世帯13.3% 個人全体7.5% コア4.7%
9.ヒューマングルメンタリー オモウマい店 日テレ系
世帯13.1% 個人全体8.1% コア6.8%
10.プレバト! TBS
世帯12.8% 個人全体7.4% コア2.7%

関連記事

編集部からのお知らせ!

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/