3500万の住宅ローンを「退職金で一括返済」した「年収800万夫婦」がハマった落とし穴

新屋 真摘 プロフィール

キャッシュフロー表を作って将来のお金の出入りを俯瞰してみると、「あと5年したら、子供たちがそれぞれ高校生と大学生になるので教育費がダブルでかかりそう。手元資金の余裕度は?」とか、「あと10年で親も80歳。介護費用は大丈夫かな」というように、この先の思わぬ出費に思いを巡らせ、あらかじめ備えられるかも知れません。

 

「返済」より「運用」という手も

また住宅ローンを繰り上げ返済せずに、資産運用に回して増やすという道も検討していただきたいと思います。

2021年8月現在、住宅ローンは変動金利では0.5%を切る金融機関も多く、空前の低金利が続いています。一方、投資について過去の実績を見てみると、2000年から毎月3万円を20年間にわたって世界株式を対象とした株式指数で積み立てた場合、投資額720万円に対して約1415万円という結果(*)になり、年率で約6.1%のリターンでした。運用で増えた金額は695万円。これが世界経済の成長へ投資し、複利で増やすことの効果です。

*)Refinitiveデータより世界の株式を対象とした株式指数・円ベースを元にGAIA試算(期間:2000/01~2020/12)

この先も同じリターンがあるとはいい切れませんが、短期的な相場の上げ下げはあっても世界経済は成長していきますので、5年、10年といった長期スパンで世界に分散投資をすれば、同様の利益が出る可能性は高まります。3~5%の運用リターンも決して非現実的な数字ではありません。

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