2021.09.02
# 住宅 # 介護

息子に捨てられる…借金して二世帯住宅を建てた男性が迎えた「苦しすぎる老後」

すべてが予想外の出来事
渋澤 和世 プロフィール

デイサービス業者にも見捨てられた

こうした状況を想定して、二世帯住宅に改築した時田さんでしたが、現実は時田さんが思い描いた通りには運んではくれませんでした。

一人息子である子供夫婦は共働きで介護できないため、デイサービスを利用することになったのです。食事は勿論、入浴はデイサービスで行ってもらうことにして、極力身体介護は専門家に任せることにしました。

これではなんのために借金までして二世帯住宅にしたのか。後悔する時田さんですが、今更それを息子夫婦に言うことも出来ません。

しかも、ここで大きな問題になったのが、15年前に建て替えた家の構造でした。デイサービスに送り出すためには2階から支えてもらいながら、階段を下りなければいけません。当然、帰ってきた時は逆に二階まで運び上げる必要があります。

時田さんは元々恰幅が良かったのですが、運動不足で体重が増えで、この時点で80kgオーバーになっていました。デイサービス業者は、女性職員が多いのですが、時田さんの送迎には毎回2人の男性職員を派遣しなければいけない状態になっていたのです。

半年間はなんとか対応してくれていましたが、デイサービス業者から突然契約を解除して欲しいと連絡が来ました。

Photo by iStock(画像はイメージです)
 

「運搬中に事故が起きたら大変。責任が持てないためやめてほしい」

せっかく顔見知りも出来て、デイサービスにも慣れてきた時田さんですが、責任を持てないと言われてしまうと従わざるを得ません。仕方なく、別の事業者を探したものの、自宅の下見に来ると、どこも対応は同じでした。

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