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# 脳科学

人が「わかり合えない」のは「脳の性格」が原因?…脳科学者が明かす“不都合な真実”

家庭内暴力、児童虐待、鬱、自殺……、新型コロナウィルスの影響で長期の自粛生活を強いられている今、夫婦喧嘩や親子喧嘩が増えたり、家庭内でイライラが蔓延していたりと、家族間のほころびも目立つようになってきました。

これまでは見過ごせていたけれど、あらわになった価値観の相違が気になって仕方がないという人も多いのではないでしょうか?

また、仕事においても、リモートワークやオンラインミーティングが増えた今、コミュニケーションの問題が露呈しやすくなっています。

「何度言っても伝わらない」「何回言ったらわかるの?」

自分がきちんと伝えたつもりのことが、相手には正しく伝わっていない……、なぜ、そのようなことが起こるのか。

そんなトラブルを引き起こす脳の認識のズレについて、脳科学者の西剛志さんが、著書『なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?』を元に解説していきます。

自分の「当たり前」と他人の「当たり前」は違う

自分の見ている世界と、相手が見ている世界は実は全く違います。

同じ部屋にいても、自分は適度に整理された居心地のよい明るい部屋だと思っていても、相手はごちゃごちゃした居心地の悪い陰気な部屋だと思っているかもしれません。「そんなことは当たり前だ」と思っている「当たり前」は、相手にとっては「当たり前」ではありません。同じ赤でも自分の思う「赤」と相手のイメージする「赤」とは違います。実はお互いがイメージしているもの、考えていることは全く違う可能性が高いのです。

ここでクイズです。

記事内のイラストのシマウマですが、この縞模様は
1)白地に黒いしま
2)黒地に白いしま

あなたはどちらに見えますか?

 

この問題には正解がありません。実は、自分の肌の色をどう認識するかで、地色が変わるという研究発表が出ています。

自分の肌色が白に近いと思っている人は「白地に黒いしま」と答える人が多く、自分の肌色が黒に近いと思っている人は「黒地に白いしま」と答える人が多いといいます。

同じシマウマを見ても、人によっては見え方が違い、見えている世界が違えば、受け取り方も感じ方も考え方も違ってきます。

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