1981年に発売となった「ガリガリ君」。発売から40周年、ライターの長谷川あやさんに、40年分のガリガリ君パッケージとともに時代を振り返ってもらう。前編では、昭和から平成にかけてキャラクターが固定するまで変化もお届けした。ガリガリ君が「永遠の小学生」に固定された後編では25周年を迎えたガリガリくんに加わった「リッチ」シリーズで、ナポリタン味やコーンポタージュ味といった驚きの味が連発した2010年代から2021年までを一挙に見ていく。

なお、ソーダ味は発売されていない年はないが、パッケージに変更がない場合は掲載していない。また、期間限定コラボ商品など、権利関係などの関係ですべてをご紹介できないことはお許しいただきたい。

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2010年に3億本、30周年翌年に4億本突破!

【2010年】

2010年
2010年リッチシリーズ

ガリガリ君の販売個数はついに3億本突破する。ソーダ、コーラ、オレンジ、レモンスカッシュ、ホワイトヨーグルト味、白桃が登場。梨ももはや定番だ。気になるのは、はじけるぶどう。どんな風に“はじける”のだろうか。さらに、FIFA ワールドカップ南アフリカ大会が行われたこの年、SAMURAI BLUEと初コラボ。ガリガリ君はアディダスの「サッカー日本代表チームユニフォーム」に着替え、60円という販売価格にちなみ背番号60を背負った! 日本代表チームのユニフォームにも描かれている3本足の「八咫烏(やたがらす)」の姿もある。

小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還。「食べるラー油」が爆発的に売り上げを伸ばし、少女時代やKARAなどによって、K-POPブームが巻き起こる。羽田空港の新国際線ターミナルが運航をスタート。

【2011年】

2011年
2011年のリッチシリーズ

ガリガリ君30周年。ソーダ、グレープフルーツ、梨、はちみつレモン、赤ぶどう&白ぶどう、レモンスカッシュ、いちごサワーがお目見え。それぞれパッケージが3種用意されており、うちひとつは、目玉が素材になっているのが良い。ソーダは2010年から継続してサッカー日本代表とコラボ。ハチミツレモンはゲーム「モンスターハンターポータブル 3rd(以下MHP 3rd)」とコラボ(定番ははちみつレモン、コラボ商品はハチミツレモンの表記!)。ガリガリ君はいつもの半袖・半ズボンを脱ぎ捨て、「ユクモノシリーズ」のハンターにチェンジし、モンスターハンターにちなんだポーズでキメている。梨と「美人時計」とのコラボでは、梨の購入者全員にガリガリ君アイスキャンディーを持った浴衣美人が時刻を教えてくれる携帯専用待ち受け「ガリガリ君オリジナル美人時計」をプレゼントするキャンペーンを実施した。

3月11日、マグニチュード9.0の東日本大震災が発生。児童養護施設に匿名で寄付を行う「タイガーマスク運動」が全国に広がる。笠原諸島がユネスコ世界自然遺産に登録。FIFA女子ワールドカップドイツ大会で、サッカー日本女子代表が初優勝を果たす。テレビ番組では、「家政婦のミタ」「JIN-仁-」が高視聴率を記録。
2011年7月にドイツで開催されたFIFAワールドカップ。東日本大震災で困難にあった日本だが、なでしこジャパンが明るいニュースをもたらしてくれた Photo by Getty Images

【2012年】 

2012年
2012年のリッチシリーズ

4億本突破! ソーダは前年のパッケージを、サッカー日本代表とのコラボも継続している。ロンドンオリンピックが開催されたこの年は、SAMURAI BLUEとなでしこジャパンとのWコラボ。ガリガリ君とともに、妹のガリ子ちゃんもサッカー日本代表チームユニフォームを身にまとった。兄妹同時サッカー日本代表入りは史上初⁉ そのほかのラインナップは、梨、いちごサワー、ぶどうサワー、白いサワー。

そして、9月、「リッチ」シリーズから後世に語り継がれる、リッチコーンポタージュが登場。コーンポタージュ味のアイスキャンディーの中に、コーンポタージュ味のかき氷につぶつぶコーンを入れた同アイテムはバカ売れ。販売開始後わずか3日間で販売休止となり、赤城乳業は翌年春に再販することを早々に発表している。

東京スカイツリーが開業。なでしこジャパンはロンドンオリンピックで銀メダルを獲得する。日本の伝統的な調味料・塩麹(しおこうじ)が注目を集めるようになる。
世界で最も高いタワーとして2012年5月22日に開業