1981年に発売となった「ガリガリ君」。40年分のパッケージを見ると、時代がかなり反映されていることがわかる。

ちなみに「2021年で40歳」といえば星野源さんもその一人。ほかに斎藤工さん、関ジャニの横山裕さん、柴咲コウさん、安達祐実さん、池脇千鶴さんなどが同じ年だ。第一線で活躍し続ける顔ぶれのみなさんが育ってきた時代を、40年分のガリガリ君パッケージとともにライターの長谷川あやさんに振り返ってもらった。

まずは2009年までを振り返る前編。ソーダ味は発売されていない年はないが、パッケージに変更がない場合は掲載していない。また、権利関係の問題で掲載できいないパッケージもあるため、すべてをご紹介できないことはお許しいただきたい。

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40年前は中学3年生

【1981~1985】

1981~1985

これが初代の「ガリガリ君」。この年発売されて大ヒット! 名前は、氷をかじった時の擬音に由来しているという。発売当初のフレーバーはグレープフルーツ、コーラ、ソーダの3種。イラストも現在のガリガリ君のキャラとは異なり、学生服を着ているのもわかる。設定は昭和30年代のガキ大将をイメージした、中学3年生。じっちゃんと少女の姿が見られるが、関係性は不明だ。見た目のインパクト、大きさ、安さから、全国の子供たちに大きな衝撃を与えた。「当たり」付きというのも発売当初からの大きな特徴。「やったぜコーラ」という風にすでに遊び心が含まれていた。販売価格は50円。

1981年は黒柳徹子さんの『窓ぎわのトットちゃん』が大ベストセラーになり、「ルビーの指輪」が『ザ・ベストテン』で12週連続で1位を記録した。
ガリガリ君と『窓際のトットちゃん』は同級生

【1986〜89年】

1986~1989

パッケージの変更をはかり、ガリガリ君は学生服からランニング姿に! 「当り」の表記も「当りくじつき」とわかりやすいワッペンへと変更された。なお、1986年には売り上げが下がる秋冬限定で、ソフトタイプの「ソフト君」を発売する。こちらは氷菓ではなく、ラクトアイス。1992年に引退した。

ちなみに「バブル景気」は1986年12月からスタートしたと言われる。また、この夏東京五輪開会式の入場曲にも採用された、「ドラゴンクエスト」もこの年に誕生した。1988年には東京ドームが完成。「お局さま」「セクハラ」という言葉が流行、ドラゴンクエストIIIが社会現象となった。1989年には昭和天皇が崩御。平成がスタートする。また同年、ベルリンの壁が崩壊した。

【1990年】

1990年

パッケージを変更。汗だくのガリガリ君はついにハチマキを巻き始め、吹き出しもなくなった。 新フレーバー・はちみつレモンが登場。既存のフレーバーのパッケージ同様、ガリガリ君はランニング姿だが、下の部分には他のフレーバーのようにガリガリ君の家族と思しき人物の姿はなく、ハチが飛んでいるのがかわいらしい。

この年、秋篠宮文仁親王と紀子妃殿下がご成婚。アニメ『ちびまる子ちゃん』の放送がスタートした。
1990年にご成婚した秋篠宮ご夫妻。紀子妃殿下は「3LDKのプリンセス」と呼ばれた Photo by Getty Images

【1991年】

1991年

10年目にして、50円から60円の値上げに踏み切る。値上げの際には、ガリガリ君は頭を下げて新聞広告で謝罪したとか。値上げに伴いパッケージも新調。さらにランニング姿がトレードマークだったガリガリ君はコーラではシャツに、グレープフルーツではTシャツに着替えた。ところで、グレープフルーツの彼は何を怒っているのだろうか。

この年、東京都庁が新宿に移転。港区芝浦にジュリアナ東京がオープンする。ソ連が崩壊。湾岸戦争が始まった。

【1992年】

1992年

それぞれのフレーバーにキャッチフレーズ(的なもの)が入った。出た、「やっぱりソーダ!!」。

東海道新幹線で「のぞみ」が運転開始。日本人宇宙飛行士・毛利衛が宇宙へ出発した。公立学校で、第2土曜日を休業日とする学校週5日制スタートがスタートする。

【1993年】

1993年

ヨーグルト味、レモンスカッシュが登場。ヨーグルト味は3種類、レモンスカッシュは2種類のパッケージを作っている。いずれも英字の「GARIGARIKUN」の飾り文字が! そして、ガリガリ君はなにやら新たにスポーツを始めたらしい(バスケットボール、シュノーケルなど)。

1993年、欧州連合EUが発足。今上天皇が皇后雅子様とご結婚。サッカーJリーグが開幕する。インターネット、コギャル、ブルセラといった言葉が流行語に。
1993年ご成婚なさった天皇陛下と雅子さま Photo by JMPA