47歳から婚活を始めた未婚の母・ナナさんが、相手の名前を伏せてお届けするリアル婚活ドキュメンタリー。6回目は2回目に会った「甘いささやき」の男性の「詐欺手口」をお伝えする。前編ではナナさんに自分の仕事のアシスタント的なことをお願いし、銀行口座も見せて信頼させるところをお伝えした。振込手続きまでナナさんにお願いし、口座にたっぷりお金があることを見せたのだ。一瞬ダマされてる? と思ったナナさんも、その一件で安心し、幸せな気持ちになっていた。

しかし実はこの男、「真っ黒」だったというのだ――。

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僕の口座にお金があるの、しっかり見たよね?

一度は「騙されているかも?」と思い、「お金なら立て替えないよ!」と強くKにいった私。結果としては私に建て替えさせるのではなく、代理で彼自身の口座に入り振り込み手続きすることをお願いされたのでした。

数日後、今度は運送料4万8000ドル(当時のレートで約520万円)を先日の要領で振り込んで欲しいと言います。今度は振込先がここに書いてあると言って、運送会社のサイトのページが送られてきました。ちゃんとした大きな運送会社のページでした。しかしながら、彼の使っている銀行はいわゆるアメリカの都市銀行の一つだったのですが、なんと、今回は彼の口座にアクセスできません。

なんで!? 彼に「銀行の口座に入れない!」と伝えると「ええ? なんでだろう……」と本人もわからない様子。「サイトには『不正なアクセスを感知したため、口座を一時的に封鎖しました』って書いてあるよ……」「ああ、きっとナナが普段僕のいない場所(NY)からアクセスしたから、口座が止められてしまったのかも……」

アメリカだと十分にあり得る話です。

どうしよう… Photo by iStock

「ありえるねぇ……どうしたらいいんだろう……銀行に連絡して事情を説明してみたら?」と言いました。「今銀行に電話をしたんだけど、電話じゃ再開できないって言われた。直接店頭に来いって」「そうかぁ、そうだよねぇ、どうしたらいいんだろう……」

「ところで、ナナ、僕の口座はしっかり見たよね?僕には十分にお金があるのは分かったよね?」

うん、毎月会社からは1万5千ドルちょうどのお給料、そして、今回の商品の購入額の手付け分150万ドル、しっかり目に焼き付いています。

「ここ(カリフォルニアの海上油田)から出たらすぐに返すから、ナナ、代わりに振り込んでくれないか?」