小6のときに義兄に襲われ…20歳で体を売り実家から逃げた美女の「壮絶な生い立ち」

パパ活~新貧困時代の女たち(8)後編
安本 由佳 プロフィール

交際クラブ、メンズエステ…「言えない過去」が増えていった

その後、20歳になった美鈴さんは、一刻も早く家を出たい一心で交際クラブに登録した。

交際クラブとは男性が3万円〜30万円(※選べる女性のランクによって金額が異なる)の登録料および2万円〜10万円のセッティング料を支払うことで、好みの女性を紹介してもらえるという斡旋サービスだ。

これほど高額な料金設定になっている理由はもちろん、暗黙の了解で「本番行為アリ」が前提となっているから。

ホテルのラウンジ等で一応の「顔合わせ」を行い、双方の合意が成立すればそのままホテルで行為に及ぶ。美鈴さんの場合は「1回6万円」と言われたそうだ。

もちろん彼女にも抵抗はあった。しかしそれ以上にお金が欲しかった。

できる限り早く家を出て上京し、東京の美容室で働きたい。美容師の給料だけでは資金づくりに時間がかかりすぎる。最速の方法を考えたら体を売るのが手っ取り早かった。

 

だが、腹を括って始めたことではあったものの、美鈴さんは交際クラブを1ヶ月もせず辞めている。オジサンに体を売るのは想像以上に気持ちが悪く、とても堪えられなかったのだ。

とは言え、一刻も早く家は出たい……。そのためにはどうしてもお金が必要で、今度は裸に紙パンツ一枚の男性に性的マッサージを行うメンズエステで働き(本番行為はない)、1年半で200万円を貯めた。

しかしこの判断は、やはりあまりに短絡的だったと言わざるを得ない。

モラルや価値観の話は置いておいても、彼女の人生に、人に言えない秘密がますます増えてしまったからだ。

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