横浜市長選・立民推薦候補「当確」で始まるか、菅政権「倒閣」へのカウントダウン

経済再生が政策の焦点になるが…

完全に「保守分裂」していた

8月22日に行われた横浜市長選は、立憲民主党が推薦した元横浜市立大学教授の山中竹春氏が制した。山中氏の当確(とうかく)は、菅政権の(とうかく)につながっていくのだろうか。

投開票日の天気は曇りであり、投票率は午後7時時点で33・58%と、前回よりも結果的に高くなった。

市長選には現職市長のほか、国会議員経験者や県知事経験者ら過去最多の8人が立候補した。

山中竹春氏オフィシャルサイトより
 

一時は、高い知名度や実績がある候補者が多いことから支持が分散し、誰も法定得票(有効投票総数の4分の1以上)に届かない可能性もあったが、それは避けられた。

横浜市を地元とする菅首相は、今回の横浜市長選に全力を投入した。もともと菅首相は、カジノを含む統合型リゾート(IR)の推進派だった。

しかし、「横浜のドン」といわれる藤木幸夫氏(横浜港ハーバーリゾート協会会長)は、山下埠頭へのカジノ整備に猛反対だった。藤木氏は小此木八郎氏の名付け親として知られているが、小此木八郎氏は、藤木氏の意向を汲み、菅政権の国家公安委員長の職をなげうって、IR反対を打ち出し横浜市長選に立候補した。

菅首相は、小此木八郎氏の父の小此木彦三郎氏の秘書を務めていたので、これまでも小此木八郎氏を2020年9月の自民党総裁選選挙対策本部長に指名するなど、厚遇してきた。

菅首相は、横浜でのIRは別として、IR反対を表明した小此木八郎氏を支持した。義理人情に厚い菅首相らしい政治判断だ。

横浜市は、これまでIR推進で動いてきた。現職だった林文子市長は当初は勇退するつもりだったが、急遽横浜市長選にIR賛成の立場で出馬することとなった。これで、完全に保守分裂だ。しかも、IRについて、賛否が分かれるのでは、まともに戦えるはずない。

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