結果を出している人ほど「学び」に熱心

一昨年の春「来年、大学院を受けてもいい?」と夫が言った。大学院?!

どうぞどうぞ! という気持ちは本心ながら、夫は既に某工学修士号を持っている。大学院って、そんなに何度も行くものなの? 単純に疑問でつい「なんで?」という野暮な返しをしてしまった。

すると夫はひと言、「もっと知りたいから」。わっ! かっこいい。かつて大学での学びを投げ捨てたわたしにとっては(後半に明記)、学問を愛することに共感するのはまだ難しい。けれど、それなら分かる。もっと知りたいから勉強する、解りたいから勉強するのだ。松屋はおいしい。猫はかわいい。夫は学びたい。完全に理解した!

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身内贔屓を抜きにして夫の修学意欲にただただ感心していた同時期、某世界企業でCIOを務めている夫の先輩もまた還暦目前にして大学院に通いはじめ、わたしの在籍している編集部の次長も夜間の大学院でMBAを取ったと耳にした。

わたしよりも年上の、しかもかなりのハードワーカーな方々が続々と学び直しに励んでいる姿は強烈で、目から鱗がじゃんじゃん落ちる。

そうだ、学びたいと思ったら人はいつどんな形で学んでもいいのだ。学びは若者のものと誰が決めた? 結果を出している人ほど学びに熱心なのも、学問がブーストしてくれる将来の拡充が予想できるからなんだろう。先輩たちのまぶしさに憧れると同時に、図々しくもうらやましさまで芽生えてしまった。