2021.09.04
# 新型コロナウイルス

コロナワクチン「効きづらい人の共通点」「ラムダ株などへの有効性」など…最新研究結果を一挙紹介!

村上 和巳 プロフィール

「ワクチンの効きにくい人」とは…?

ちなみに今回のmRNAワクチン接種では、新型コロナ感染時に重症化しやすい糖尿病、高血圧、肥満などの基礎疾患がある人は、高齢者に次ぐ優先接種対象となった。

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イスラエルでの研究からは、ファイザーワクチンでは糖尿病、高血圧、肥満のいずれを持つ人でも発症予防の有効率は90%を超える高いものだったことがわかっている。

その一方で、変異株の有無にかかわらず、どうしてもワクチンの接種で十分な抗体が付きにくい人たちもいる。もともと免疫の機能が落ちている人、病気の治療で免疫の働きが抑えられてしまう、あるいは意図して免疫を抑える薬を投与されている人などだ。そうしたケースでのmRNAワクチンの効果も一部も明らかになっている。

代表例はがん治療中の患者である。

イギリスから発表された研究結果によると、がんで治療中の患者と健康な人でファイザーワクチン接種後に抗体がある割合(抗体陽性率)を調べたところ、2回目接種直前の抗体陽性率は健常人で94%、胃や肺などの臓器にがんができる固形がん患者で38%、白血病などの血液がん患者で18%。

2回接種完了14日後の抗体陽性率は、健常人で100%、固形がん患者で95%、血液がん患者では60%と、がん患者では健常人と比べ、抗体ができにくいことが分かった。

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