2021.09.01
# 新型コロナウイルス

「ワクチン大国」アメリカでいま本当に起きている「ブレイクスルー感染」の恐ろしい現実

飯塚 真紀子 プロフィール

「後遺症が長引く」との研究結果も出てきた

米ルイジアナ州でも恐るべき数字が出ている。同州では、入院している感染者中、90%がワクチン接種を完了していなかったものの、10%はすでにワクチン接種を完了していたというのだ。

先のマサチューセッツ州バーンステーブル郡の調査でも、感染して入院した5人のうち4人はワクチン接種を完了していた人々だった。

ツイッターにも「ブレイクスルー感染をした高齢の夫婦がいて、夫の方は肺炎で入院した」「感染したワクチン接種完了者はほとんどが仕事場でマスクなしで歩き回っていた人たち。中には退院したばかりの人もいるわ」など軽症ではすまなかった状況を伝えるツイートもある。

Newsweek誌は「2週間の間に、ワクチン接種を完了していた7人の患者が新型コロナで亡くなった」というフロリダ州在住の看護師の話を紹介している。患者は60歳以上の高齢者だったという。

ワクチン接種を完了しても、感染して入院したり亡くなったりする状況が、高齢者を中心に少なからず生じているのである。

 

また、ブレイクスルー感染後の後遺症が長引くことを示唆する研究結果もある。

医学誌「ザ・ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」が7月28日に発表した科学論文によると、ファイザーやモデルナのようなmRNAワクチンの接種完了後にブレイクスルー感染をした医療従事者の19%が、6週間以上も続くlong covid、つまり、新型コロナの長期後遺症に襲われていたことがわかった。

関連記事

おすすめの記事