2021.09.01
# 新型コロナウイルス

「ワクチン大国」アメリカでいま本当に起きている「ブレイクスルー感染」の恐ろしい現実

飯塚 真紀子 プロフィール

ブレイクスルー感染者の「病状」

ところで、ブレイクスルー感染者はどんな症状を呈しているのか? 重症化しないと指摘されているが、報じられているブレイクスルー感染者の体験談によると、多くは、鼻水や喉の痛み、咳、頭痛など軽い風邪か、風邪と季節性インフルエンザのハイブリッドのような症状で、発熱もあまりせず、血中酸素飽和度も低下しなかったという。

しかし、中には、新型コロナ特有の味覚や嗅覚の喪失や呼吸困難感に襲われたという体験談もある。

「味覚も嗅覚もなくなった。空咳が出てきて、長く、深く、苦しい呼吸をしなければならなくなった。ちょっとシャワーを浴びたり、別の部屋に行ったりする時も息切れがして心拍数が増えたので、腰掛けなくてはならなかった。まるで走ってきたような感覚だった。この10年以上、毎日1時間近く有酸素運動をしてきた者としては、とてももどかしかった。これで軽症ということだった」(8月13日付シャーロット・オブザーバー紙より、レベッカ・マハーさんの体験談)

 

また、ワクチンは重症化を防ぐとはいっても、重症化する人もいる。しかも、その割合が少なくないことを示す数字もある。

重症の急性呼吸器感染症患者のデータを収集しているイギリスの機関が7月19日に発表した調査によると、10日間で入院した258人の患者中、57%がワクチンを未接種だったものの、31%は2回ワクチン接種をし、12%は1回ワクチン接種をしていたという。40歳以上の場合、2回ワクチン接種したにもかかわらず、感染して入院した患者の数は40%を超えていたという。

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