宝塚のトップオブトップといわれた伝説の男役、柚希礼音さん。15年に退団後、女優としてミュージカルを中心に、絶え間なく多くの舞台に立ってきた、そんな彼女の現在の100%をみせるコンサート「REON JACK」が3年ぶりに帰ってくる。圧倒的な華を持つスターでありながら意外な素顔を持ち、葛藤に満ちたこれまでの年月を語ってくれた。

Photo by Aya KishimotooAya Kishimotoo
柚希礼音(ゆずき・れおん)
大阪市出身。99年宝塚歌劇団に入団。09年に星組トップスターにとなり、「ロミオとジュリエット」「オーシャンズ11」など多くの舞台に立ち、14年には日本武道館での単独コンサートも実現など、宝塚歌劇100周年を支えるトップスターとして活躍。2015年5月10日、「黒豹の如く」、「Dear DIAMOND!!」にて宝塚歌劇団を退団、以後、ミュージカルの舞台を中心に女優として活動。「ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー~」、「マタ・ハリ」など主演多数。2022年1月~上演のミュージカル「ボディガード」に出演予定。
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退団公演には1万2000人の「お見送り」が

ため息が出るほど凛々しいカッコよさから、男性ダンサーと情熱的にからむセクシーさ、フェミニンなドレスを着て歌う柚希さんまで、さまざまな魅力を持つ柚希さんの100%が見られるソロコンサート「REON JACK」。その4度目となる公演は3年ぶりのコンサートとなる。コンサートと名づけられてはいるが、世界的なプロのダンサーたちと共に多くの種類のダンスを約2時間踊り、歌う、非常にハードでアーティスティックなショーだ。退団後はなかなかここまで踊れる舞台が他にはないことも、この公演を続ける理由の一つだというが、始まったきっかけは、宝塚時代の2012年から始めた柚希さんのコンサート「REON!!!」にある。

「トップになって、男役はみなコンサートを行うのですが、最初に内容を考えた時、約3時間もあるので、私の場合は、単に格好をつけているだけではもたないと感じたんですね。それで作詞をしたり、自分の生い立ちをパロディーにしてみたり、いろいろな素顔がのぞくチャレンジをした。ファンのみなさんはカッコいい男役が好きな方が多いと思い、ドキドキしながらの挑戦でしたが、とても喜んでいただけて。そこからかっこよさだけを追い求めず、枠にとらわれず挑戦する、柚希礼音の第2章が始まった気がします」

「REON JACK」より