2021.08.20
# 不動産

定年後に愕然…3500万の住宅ローンで「老後破産」した夫婦の地獄

「オーバーローン」に要注意

憧れの住宅を手に入れた

関東近県に住むSさんは、現在63歳。38歳の時に当時の新興住宅地に新築の注文住宅を買った。

当時、この新興住宅地周辺に新駅ができるという噂があり、とても人気の物件だった。購入希望者が殺到し、購入が抽選で行われるほどだった。Sさんは高い倍率を勝ち抜き、見事希望していた角地を抽選で引き当てた。

〔PHOTO〕iStock
 

売買代金は6000万円。親からの援助もあり、頭金は2500万円を入れて、住宅ローンは3500万円を35年で組んだ。普通に支払いを続ければ、73歳で返済が終わる。

金利は3%だったが、当時の金利としては安く、月の返済は14万5000円。妻のパート収入もあったので、仕事をしていれば無理なく払える金額だった。心配は要らない、このままきちんとローンを払い続けていれば何の問題も起こらない――そう信じていた。

状況が変わったのは60歳で定年を迎えた時だ。

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