シリアスなTBS vs 軽いフジ、二階堂ふみ・小芝風花の「火曜の恋愛ドラマ」対決のゆくえ
恋愛モノ2作品
7月からのドラマでは、火曜日に恋愛ものが2つ並んでいる。
9時からフジテレビ系の『彼女はキレイだった』、10時からTBS系の『プロミス・シンデレラ』である。
恋愛ものが同日に連続して流れるのは珍しい。
『彼女はキレイだった』の主演は小芝風花、相手役は中島健人(二人主演)。

『プロミス・シンデレラ』の主演は二階堂ふみ、相手役は眞栄田郷敦と岩田剛典。

『プロミス・シンデレラ』のTBS火曜10時枠は、ずっと恋愛ドラマを放送してきている。
この前が川口春奈の『着飾る恋には理由があって』、その前が上白石萌音の『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』、その前は森七菜の『この恋あたためますか』で、いちおうだいたいずっと「胸キュン」恋愛路線である。
いっぽうフジテレビ火曜9時枠は(制作は関西テレビ)あまり恋愛もの枠ではない。
直前は松たか子の『大豆田とわ子と三人の元夫』で、これは無理すれば恋愛ドラマと見られなくもなかったが、どっちかというと「40歳独身女の生き方」を描くドラマだった。まあ恋愛要素もあることはあったけど。
その前は藤原竜也の『青のSP(スクールポリス)』でこれは「学園もの+警察もの」。
もうひとつ前になると2020年になって、有村架純の『姉ちゃんの恋人』。一見、恋愛要素の高いドラマではあったが、きちんと見ると「人の生きる姿」を捉えたドラマであり、恋愛はその一要素でしかなかった。たぶん恋愛ドラマだとおもって見ていた人たちに、あまり評判がよくなかったとおもう(恋愛ドラマとしてはそれぞれの障壁がかなりシビアであった)。