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中国「アリババレイプ事件」全真相…鬼畜上司は女性部下に何をしたのか

被害女性の「告発文」を全文入手した

いったい何が起こったのか

世界株式時価総額ランキングで、11位につけている(7月末時点)中国IT業界の雄、アリババ(阿里巴巴)グループ(本社・中国浙江省杭州市)に、激震が走っている。

創業者の馬雲(ジャック・マー)から2年前に会社を託された張勇(ダニエル・チャン)CEOは、8月9日、全社員25万4702人(6月30日現在)に向けて、「事件の暫定調査結果と処理の決定」と題した緊急通知を送った。私はアリババの関係者から全文を転送してもらったが、そこからは社内の危機感がひしひしと伝わってくる。

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通知は、前文でこう記されている。

〈 昨日は多くの人が眠れぬ夜を過ごしたが、皆さんは事件の調査グループの調査の進展と決定を待ち望んでいるだろうと思う。済南(山東省の省都)警察の本件に対する捜査活動はいまだ進行中で、何ら決定は出ていない。

だがわが社の調査グループは、一日の緊張した調査を経て、現時点ですでに事件の処理過程での一連の重要な事実を掴んだ。そこで、わが社としては迅速に、重要な処理決定を行った。そのことを皆さんに報告する 〉

アリババが大揺れになっている理由は、習近平共産党政権によるこのところの「IT企業叩き」ではない。いや、後述するように、「IT企業叩き」も絡んでくるのだが、直接の原因は、7月27日にアリババであさましい「レイプ事件」が起こったと、告発されたのである。

被害者である本社勤務のAさんが、自ら社内のグループチャットに発信した「告発文」を、まずは訳す。少し長くなるが、そこには中国を代表するIT企業の生々しい実態が描かれている。

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