2021.08.28
# 不動産

「目が覚めたら腕に傷が…」築30年の格安1DKに越した友人に起きた“ある”出来事

「嫌な感じ」のする物件も…

「事故物件」のガイドライン案

国土交通省は、入居者らが死亡した「事故物件」に対し、どのようなことをどのような期間、売買や賃貸の契約者に告知すべきかのガイドライン案を作成した。(現在はパブリックコメントの期間も終わっている。)

ガイドライン案によると、殺人や自殺、事故などによる死亡を告知対象と考え、賃貸は発生から3年経過すれば不要としている。ルールがはっきり定められるわけだ。

従来、「事故物件」と呼ばれる中古物件、賃貸物件に対する告知には、明確なルールがなかった。

心理的瑕疵がある物件、つまり住む人が気持ち悪い、と感じる物件はその要因となる事実を隠してはいけないだろう、と大まかに考えられ、具体的な事柄、期間を定めずに幅広く運用されてきた。

いろいろな事柄が対象になっているため、中古住宅を買おうとする人、賃貸を借りようとする人に有利だった。売る側、貸す側も、後から問題になるのは嫌だと思うので、いろいろなことを明らかにしてくれたからだ。

さらに、賃貸に入居した後に「嫌な感じがする」というような場合、クレームも付けやすかった。契約時に話さなかったが、じつは6年前にこの部屋で病死した人がいた、というような事があった場合、不動産仲介業者がしぶしぶ契約解除や賃料の減額に応じてくれたりした。

今回、その内容を具体的にしよう、という方向が打ち出された。しかし、長年、住宅を取材していると「告知すべきこと」に該当しなくても、「嫌な感じ」のする物件もある。科学で説明できない現象が希に起こることがあるから、厄介だ。といっても、この家、この土地には嫌な感じがする、という程度の話なので、本気で怖い話を読みたい人には物足りない話ばかりだが……。

 

築30年の格安1DKで…

以前、仕事仲間の女性が賃貸の家に引っ越した。契約更新時に、思い切り家賃の安い1DKのアパートを見つけたので引っ越すことにしたのである。

写真はイメージ/photo by iStock

場所は杉並区内。アパートの1階の1室だった。築30年ほどの古い建物で家賃は相場よりも2万5000円も安い4万5000円だったと言う。

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