2021.08.26
# 映画

『ジョーズ』だけじゃない! この夏見たい「名作サメ映画」珠玉の5作品

日本ではあまり知られていない作品も

「サメ映画」と聞くと、おそらく多くの人がスピルバーグ監督の『ジョーズ』を想起するのではないだろうか。世界中で大ヒットを記録し後世に大きな影響を与えたこの映画は、「サメ映画の原点」と言える作品だ。しかし見渡してみると、『ジョーズ』以外にも「名作」と呼びうるサメ映画はいくつも存在する。そこで新刊『サメ映画大全』から、日本ではあまり知られていないものも含め珠玉の5作品を紹介しよう。

 

『ジョーズ』と並ぶ「二大巨頭」

『ディープ・ブルー』(1999年、アメリカ)

【STORY】
海上研究施設アクアティカから、1匹のアオザメが脱走した。アクアティカを所有するキマイラ製薬の代表取締役ラッセルは施設の閉鎖を検討するが、とあるプロジェクトに心血を注いでいた所員のスーザンは猛反発。確かな成果の実演という形でラッセルを説得するべく、彼をアクアティカに招く。

その後ラッセルの目の前で、実験用のアオザメから脳細胞を抽出すると、アルツハイマー型認知症の治療薬を作り出したスーザン。不治の病の特効薬に沸き立つ一同だが、そのとき突如としてサメが凶暴化。散々暴れ回った末に研究所のシステムを破壊し、スーザンとラッセルを含む関係者全員を施設内に封じ込めてしまった。

実はプロジェクトの凍結を恐れたスーザンは、治療薬の精製に欠かせない脳細胞の分量を確保するべく、実験用のアオザメに遺伝子操作を施していたのだ。その結果として生まれた3匹の怪物が、今人類に牙を剝こうとしていた……。

初代『ジョーズ』を随所でリスペクトしながらも、本質的にはまったく異なるアプローチで唯一無二の立ち位置を勝ち取ったサメ映画が、この『ディープ・ブルー』だ。

監督は『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター 最後の反撃』(1988)に『ダイ・ハード2』(1990)、そして『クリフハンガー』(1993)のレニー・ハーリン。

キマイラ製薬の代表取締役ラッセルを演じるのはあのハリウッド・スター、サミュエル・L・ジャクソン。元々サミュエルはLL・クール・Jと同じ、コックの役回りでオファーを受けていたが、彼のエージェントが難色を示したため、ラッセル役に落ち着いたのだという。

本作のトラブルを引き起こしたヒロイン、スーザンを演じるサフロン・バロウズは、その顔立ちがレニー・ハーリンの破局した元妻ジーナ・デイヴィスの若かりし頃に酷似している。そのため、一時期「レニー・ハーリンは元妻への未練からサフロン・バロウズをヒロインの座に据えたのだ」「本作のクライマックスはジーナ・デイヴィスと破局した腹いせに違いない」などの与太話が絶えなかった。

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