2021.08.13

歌舞伎町「トー横」に溜まる若者たちが求める「SNSじゃないリアル」

抱えている「生きづらさ」
佐藤 隼秀 プロフィール

多いときは週5回、新宿にいる

次に話を聞いたミユさん(仮名・18歳)は、白地のワンピースに日傘をさしていた。「お嬢様」のようなビジュアルで、一見大人しそうな女性に見える。

だが、その印象とは裏腹に、日傘を持っていない方の手にはストローが刺さった缶チューハイを持っていた。手元から肘にかけては、白すぎる肌に刻まれた、いくつものリストカット跡が目立つ。

「わたし、『パパ活』してるんだけど、学校だと自分で喋ってもいないのに噂が流れたりしてだるい。勝手に言われて、いちいち話題になるし。(その点、トー横は)誰も、なにも気にしないから楽」

 

ミユさんも、前述のエリさんと似たような経緯でトー横にやってきた。実家が近いこともあり、今では多いときで週に5日も新宿に来ていると話す。

「トー横界隈の近くを歩いていたらスカウトに声かけられて。顔がタイプだったし仲良くなって、家に遊びに行くことが多くなった。

(新宿には)とりあえずトー横に来て知り合いと会い、その後スカウトの人とご飯食べたり家でゲームしたりしている」

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