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100億分の1メートルの単位に名を残す物理学者オングストロームが誕生

サイエンス365days

サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

分光学における偉大な業績

1814年の今日(8月13日)、物理学者のアンデルス・オングストローム (Anders Jonas Ångström, 1814-1874)が誕生しました。

 

彼は100億分の1メートルを表す単位「Å(オングストローム)」や、分光学の基礎を築いたことで知られています。

1814年にスウェーデンのメーデルパッド地方で生まれたオングストロームは北欧最古の大学であるウプサラ大学で物理学を学び、1833年に博士号をしました。彼はその後もしばらく同大学で研究を続け、1858年には物理学教授となっています。

オングストローム(Anders Jonas Ångström) photo by GettyImages

彼の主な業績は「分光学」という学問の基礎的な原理の発見です。

分光学とは物質から出た光をプリズムなどの分光器でスペクトルに分解し、その物質の性質を研究する学問です。オングストロームは高熱気体が特定の波長の光を吸収・放出することを発見しました。

その後も彼はスペクトルに関する研究を続け、太陽スペクトル中に含まれる暗線、いわゆるフラウンホーファー線の波長を正確に測定しました。

その長さを記述する際、彼は100億分の1メートルという長さの単位を用いましたが、それは彼の名前を取ってオングストローム(Å)と呼ばれるようになりました。

そのほかにも、太陽スペクトルの分析から太陽の大気中に水素が含まれることを発見したり、1867年には世界で初めてオーロラのスペクトル解析を行っています。

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