「自分が引きずり下ろしてやる!」出馬の息子に父が放った言葉の真意

高松の"へんこつ親父"に聞く (2)
現代新書編集部 プロフィール

長靴どころか素足で田んぼに入らなきゃいけない

小川 それと、祖父との話は初めて聞きましたね。私が小学校5年生の時に亡くなったんですけど。

田んぼで長靴を履いて入っていくという政治の世界の不合理がある一方で、最後は情で動く、動かなきゃいけないという側面もある。ということは、やっぱり長靴どころか素足で田んぼに入っていかなきゃいけないわけですよね。

まさにその洗礼を浴び続けた十数年だったので、色々と考えるところがありましたね。

中原 国会が閉会して、今は地元・高松に戻ってこられていますけど、来たる衆院選に向けて、どのようなことをされてるんですか。

小川 街宣活動、挨拶周りですね。コロナ禍なので集会は難しいのですが。

要するにこの活動の本質は、人様との接点作りなので、

見たことないより見たことある。聞いたことないより聞いたことある。会ったことないより会ったことある、話したことある」。

それを最大化するための人様との接点作りに心血を注いでいます。

見てもらってダメなら本望、聞いてもらってダメも本望、会ってダメも本望」なので

会ったことない、見たことない、聞いたことない」をどれだけ減らせるかに集中してます。

 

100日間を戦い抜くための戦略

中原 今回は普段の選挙と違ってまだ100日近く準備期間がありますけど、体力的にはどうですか?

小川 100日間どうやっていけばいいか、最初はちょっと途方に暮れそうな気持ちでした。でもある頃から、「今までは30日間目をつぶって、息を止めて走ることしかできなかったけど、今回は軌道修正をしつつ100日間やれることをやりきろう。それで駄目なら本望じゃないか」と思えるようになった。

ただ、もちろん気力・体力ともに無限ではないので、適切に息継ぎをしながら走りきれるような計画性を持ってやっていきたいです。

中原 僕は仕事柄、これまでいろんな政治家の方の選挙区を取材して来たんですけれども、今回高松にやってきて、表通りに貼られているポスターの数が両陣営とも他の地域に比べて圧倒的に少ないように感じました。

「この街ではポスターを貼るというその行為でさえ躊躇ってしまうくらい、なかなか政治的な意思を表に出しづらい地域なんですよ」って話を昨日ある飲食店の方に聞きましたけど、実際そういう雰囲気なんですか?

小川 そうだと思いますよ。

やっぱり田舎に行けば行くほど、いろいろ世間の目もあるし、旗色を鮮明にできない。それは大いにあると思います。特に表通りはほとんどが商業店舗とか事業会社なので、余計にそうです。

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