# 介護

「田舎の実家」で倒れた“父の介護”で、まさか「家計破綻」しかけた50代サラリーマンの悲劇

太田 差惠子 プロフィール

自責の念…そして、藁にもすがる思い

「半年で、九州に10回は行きました。父のおカネはおろせないし、経済的にも体力的にも辛くて、病床の父に対して『死んでくれたほうが…』と思ったこともあります。弟に連絡してもなしのつぶてで」

誰でも、負担が増すとそのように考えてしまうこともあるのではないでしょうか。なかには、そう考える自分自身に耐えきれず、自責の念からみずからが鬱状態になる人もいます。

そんなシンゴさんは経済的な負担を何とかして軽減したいと考えました。

「ダメもとで日本年金機構に電話をして、父親の年金を僕の口座に入金してもらえないかと問い合わせましたが、できないと言われました」

年金はどうにもならず… photo/iStock
 

年金の支給は、年金受給権者の名義以外の口座には振り込みができない仕組みになっているのです。

特別養護老人ホームに入所が決まったとき、シンゴさんは門前払いになった銀行の窓口に再度赴きました。窓口の人に事情を話すと、副支店長が出てきて、話を聞いてくれました。

副支店長からは、「成年後見制度」の利用を提案されました。

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