2021.09.08
# 介護

田舎で倒れた父親を「特養老人ホーム」に入れた50代サラリーマン男性の悲劇

意外な“想定外”がたくさん起きた
太田 差惠子 プロフィール

老人ホームに「入るまで」がヤバかった…

シンゴさんの父親は九州の実家で1人暮らししていました。

シンゴさんには弟もいますが、父親との折り合いが悪く疎遠な状態です。

3年前のある肌寒い日の早朝でした。

出勤の支度をしていたとき、「お父さんが倒れて病院に搬送された」と実家の近所に暮らす親戚から電話がかかってきたのです。すぐにシンゴさんは会社に休むと連絡をして、羽田空港から飛行機で実家に帰り、そのまま父親が担ぎ込まれた病院に急いで向かいました。

父は一命をとりとめたが… photo/iStock
 

父親は脳梗塞で、幸い命は助かりましたが、後遺症が残り、ほぼ寝たきりだそうです。

最初の病院のあとはリハビリ病院に転院。リハビリ病院に5ヵ月いたのち、老人保健施設に入り、現在は特別養護老人ホーム(特養)で生活しています。

「特養に入れたのはラッキーでした」と言うシンゴさんでしたが、続けてこう言うのです。

「じつは、おカネの問題が大変なことになっているんです。そもそも特養に入るまでにはさまざまなおカネがどんどん掛かるのですが、父の意識がはっきりしないから、いきなり僕が支払う羽目になってしまって……」

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