テーマパークで子供たちはおおはしゃぎ

6月のある土曜日、同じアパートに住む友人家族に誘われ、従姉妹を含むわたしたち家族と、二台車を連ね、ペンシルバニアまで日帰りの小旅行をした。そこは、ペンシルバニアにあるストラスバーグ鉄道という、古い蒸気機関車を動かすちょっとしたテーマパークのようなところ。

我が家の子供たちは、機関車トーマスというキャラクターが大のお気に入りなのだが、年に何回か、そのストラスバーグ鉄道にトーマスの蒸気機関車がやってくるというイベントがあるのだ。

子供たちが大好きなトーマスと、本当の大きさで会える。それが大人気のストラスバーグ鉄道のイベントだ Photo by Getty Images
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去年、2001年の6月もそこへ行った。アメリカでの一番の遠出だった。といっても車で3時間程度の距離なのだが、あの時は、まだまだこれから広いアメリカを色々まわれるのだろうと思っていたし、そして、また来年もここへ連れてきてあげるよ。そんなことも夫は言っていた。

車で3時間程度のところですら、今年はもう無理かな、と少々弱気になっていた。車の運転は、日本にいる頃からよくしていたわたしではあったが、アメリカでの遠出はナビゲーターがいないと難しい。道に迷って危険な地帯に入り込んでしまう恐怖もあったし、万一車が故障したりとか、事故を起こしたりとか、そうなった時のことも不安だった。

友人家族がわたしの車の前を走ってくれるという。わたしは、それについて行けばいい、もしはぐれても、従姉妹が地図を見てくれる。そんな条件が重なって、思い切って出かけてみることにしたのである。

子供たちは大喜びだった。ことに、去年はまだ1歳でよくわけがわかっていなかった力斗にとっては、大興奮の一日だった。毎日遊んでいる、自分の手のひらにつかめるほどのトーマスが、この日はシュッシュと蒸気を吐き、ビービーと汽笛を鳴らしながら線路を走ってくるのだ。今年も来られてよかった。親としては、子供の喜ぶ会を見ることほど嬉しいものはない。夫も自分では連れてくることができなかったが、子供たちのこの笑顔にきっとわたし同様、満足しているだろう。

みんなの協力により、残り少ないアメリカでの生活もますます充実したものとなっていった。

子供たちはおおはしゃぎ! 写真提供/杉山晴美