アプリで産後1ヵ月からダイエット推奨記事の嵐

そして第三子を妊娠。血腫がみつかって自宅安静を言い渡され、食べづわりがスタート。双子妊娠中同様、常に何かを口にしてはソファーでゴロゴロする毎日。安定期に入った頃には血腫もなくなり普段通りの生活を送れると思いきや、コロナで緊急事態宣言が発令されてしまいました。まだ未知の病気を恐れ、家に引きこもる生活を送ること数ヶ月。やはり食べているのに運動量が少なすぎるため体重は急増していく一方でした。しかし里帰り先のハワイでの妊婦検診では体重増加のことは一切触れられず、私も体型など気にすることなく無事出産できました。

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しかし油断は禁物です!出産予定日などを入力できるアプリでは、出産するなり産後ダイエット特集がズラリとおススメ襴に出てくるではないですか⁈ 産後1ヶ月から始められる運動や、骨盤引き締めスパッツ。産後ダイエットの食事や、たるんだ皮膚用のクリーム。「出産から1ヶ月経ったからさっさと痩せろよ!」と言わんばかりの圧がすごくて、ソッとアプリを閉じるなりまた開くことはありませんでした(笑)。

10ヵ月かけて育った赤ちゃんと私の身体は、たったの1ヵ月で戻るわけありません。寝不足や疲れでメンタルが常にレッドゾーンな時期に、追い討ちをかけるように産後ダイエットへのプレッシャーは計り知れないものです。まずは赤ちゃん、次にママのメンタル、家族へのケアなどを最優先して、そこから時間と体力に余裕ができたら徐々に運動を再開したり食事を見直しみたりするのがベストなはずです。
痩せろ痩せろ文化はもうウンザリです。

産後ダイエット特集よりも産後メンタルケアの特集がもっと読みたいです。

こういう運動を楽しめればいいけれど、身体が疲れきっている中で追いつめられてやったら、ひずみが生じてしまう 写真提供/山田ローラ

なによりも大切なのは、子供を産むと体型も変わる。それは当たり前で素晴らしいということ。ですから、痩せなきゃ! と思う前に、ありのままの自分の姿を愛してあげたいです。
私と家族が健康で幸せならそれでいい。私の体型が世の中に迷惑をかけている訳ではないはずなので、トドで万歳!
「うわ!太ったな〜」と私の写真をみて思うのであればその本音をコメントしたいその衝動をグッと堪えて心の中で留めておいて欲しいです。

家族が健康で幸せならそれでいい。それに限ります! 写真提供/山田ローラ
山田ローラさん連載「辛いを笑いに変える子育て」今までの連載はこちら