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「母の治療費1000万円」のため風俗に…娘の「15年の介護生活」に訪れた意外な結末

20代前半から介護してきた父親がまさかの自殺をとげたミユキさん(仮名)の過酷な生活は〈【前編】「クソ兄貴のせいで、お父さんが…」介護をしていた父が自殺、20代半ばの娘を待つ「過酷な運命」〉で詳述しました。そんな彼女をさらに待っていたのは、離れて暮らしていた母親の介護。しかも肝臓を患った母の治療には1000万円必要だったのです。

そんな困難を前にして、ミユキさんがした決意とは……。

母も生きるか死ぬかの瀬戸際に

父親の急逝に寂しさを紛らわせるため、ミユキさんの母親は多量のお酒を飲むようになりました。ミユキさんに「お酒やめなよ」と度々説得されましたが、全く言う事を聞きません。

「父ちゃんと離婚はしましたが、きっと好きだったんです」

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ミユキさんが20代後半の頃、母親の様子が心配で家を度々訪ねるようになり、食事、洗濯など身の回りの世話をするようになりました。

そして、ミユキさんと母親が一緒にバーベキューへ行った時に事件が発生、母親が突然倒れ救急搬送され、搬送先の病院で「アンモニア脳症」と診断されました。「アンモニア脳症」とは、直接的な原因は不明な点が多いですが、肝臓の機能低下で意識障害になる病気で、血液中にアンモニアが増えることで引き起こされるとされています。

ミユキさんは、母親が入院する病院へかけつけ「私、ミユキよ、お母さんわかる?」と話しかけました。ですが、母親は、「あんた、誰?」という表情で全く覚えていません。

「アンモニア脳症」の初期症状には、「会話がかみあわない」「家族を覚えていない」といった認知症に近い状態になる場合があります。

ミユキさんは、「さっきまで一緒に海でバーベキューしていたのに」とショックは計り知れず、主治医から「お母さんが生きるかどうかは50%ですね」と告げられたのです。

母親は、症状が悪化し、昇圧剤、輸血、酸素マスクをつけるように。生きるか死ぬかの瀬戸際……。

 

ミユキさんは、全く話せない母親にメモ帳で「お母さん、何が食べたい?」「お母さん、どこか痛いところはない?」と伝えようと努力しましたが無反応でした。

主治医はミユキさんに「私の病院では治療内容が限られます。さらに大きな総合病院で診てもらったほうがいい」と転院を告げました。

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