韓国の「自動車業界」でいま「ユーチューバー」が大問題になっているワケ

日本は大丈夫…なのか?
黄 旭翼 プロフィール

日本、欧米、韓国の「違い」

本来、韓国の自動車雑誌は日本から多くを学んでスタートした。韓国の自動車雑誌で一番古い雑誌も日本のカー・グラフィックから多くを学んだという。

近年、世界各国の自動車専門記者や自動車関連産業の人たちとともに仕事をするなか、国ごとにコンテンツの作り方や論調の違いがあると感じている。

個人的に、最も分かりやすく多様な情報をまとめていると感じるのは日本の媒体だ。

国ごとに特徴がある photo/gettyimages
 

コンテンツ制作者は、自動車を実際に利用して感じた点や長所と短所を端的に紹介する。評価は曖昧な表現が多いが、新車の購入や新技術に関する疑問点はほとんど主観として書き込まれている。なかには強い論調の記事もあるが、コンテンツ利用者の目線で分かりやすく説明し、理解を助ける点に変わりはない。

さらに、米国や欧州の自動車メディアは個性的で、主観的な傾向が強い。

普遍化された情報を伝えるのではなく、媒体やコンテンツ制作者が求める意図がはっきりと現われている。米国自動車メーカーの論調は逆説的で、正確なデータに基づくものが多い。英国メディアは、強い論調が多い。英国特有の自負心からか英国車に対する評価が良い反面、米国車を厳しく評価する傾向がある。有名人や評価をうまく活用しているし、イギリス式のユーモアやエスプリも多用している。

このように視点はそれぞれ異なるが、各国の自動車メディアでは「本質」に集中する共通点がある。一方で、韓国は異なる。韓国は「本質」に集中して正確な情報を伝えるより、マーケティングと自画自賛であふれる残念な状況になっている。

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