5年後に「稼げる人」「稼げない人」の差…いま大注目される「プロセスエコノミー」のすごい正体

尾原 和啓 プロフィール

「幸福」の定義が変わった!

尾原 セリグマンさんという心理学者が、人の幸せって“達成“、“快楽“、“意味合い“、“没頭“、“人間関係“の5つで構成されるという話をされてるんですが、昔の人達は、「モノが無い世界をモノがある世界にする」といった達成にむちゃくちゃ酔ってたし、「無かったものが有るようになる」とその出来上がったモノで新しい楽しみが生まれる。

だから「あり得ないくらい高いドンペリ飲んだぜ」とか「銀座で高級クラブで飲んだぜ」とかの、達成と身体的快楽が「ないモノがある」時代ではむちゃくちゃ強かったんですが、今の世代ってもう「ないモノがない」時代の人。

すでにモノがある世代だから、価値観が残りの3つに移っていて。やってることに意味合いを感じられる、やってることに没頭できる、それを気の合う仲間とやれる。こういうふうに人間の幸せの定義がスライドしてきてるんですね。

 

ーーボードゲームカフェみたいに、普段は関わり合いがない人とでも、共通の趣味があればそこで盛り上がれて、楽しい人間関係が作れるみたいなものですね。

尾原 冒頭でも話したんですが、テクノロジーによって、モノの機能すら簡単にパクられて差別化がどんどんどんどん難しくなっていく中で、"機能的なモノよりも意味合いがあるコトが大事“っていうふうに、世代の価値観としても、世の中の価値観としても変わってきてるんですよね。

ーー少し前から『モノ消費よりもコト消費』って言われてますもんね。

尾原 おっしゃる通りで、そういった流れからも、完成品(アウトプット)よりもプロセスに価値が出るっていうのが、世代的な意味、テクノロジー的意味合いに両方重ね合って加速してるってことなんですよね。

しかもテクノロジーのもう一つ恐るべき話があって、インターネットってのはグローバルに繋がっているわけですよね。先程出てきた"快楽"の視点で言えば、世界レベルで資本を大量投入出来るところのほうが、どうしたって圧倒的にクオリティが高いモノを作れるわけですよね。

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