5年後に「稼げる人」「稼げない人」の差…いま大注目される「プロセスエコノミー」のすごい正体

尾原 和啓 プロフィール

「昭和」「平成」との決定的な違い

ーー著書『プロセスエコノミーあなたの物語が価値になる』の第1章『 なぜプロセスに価値が出るのか?』では、ザックリ言うと、"時代が進んだことによる価値観の変化"と、"テクノロジーによる価値観の変化"の二つが大きい要因だよと書かれています。

尾原 そうですね。まずは何で急速にアウトプットで価値を出すのが難しくなってきたのかについてお話ししますね。

価値の推移って、PEST(ペスト)って言い方したりしますが、"何に価値があるのか"が大きく変わる要因は、

politics=政治が何か大きく舵を切ったこと。
economics=経済の原理として、何が儲けやすいのかのゲームが変わること。
society=社会や人の価値観、何を良しとするのかが変わる。
technology=テクノロジー

の4つの要因で世の中の価値観ってガラッと変わるんですよ。

 

そのフレームワークに当てはめたときに、なぜプロセスに価値が出るかってことを考えると、やっぱり一番大きいのが“ソサイエティ”なんですよ。

『モチベーション革命』って本を、4年前に出版させていただいたときに書いたんですが、日本って“東洋の奇跡”って呼ばれるように、焼け野原になったところから、これだけ大きさな近代的社会を作り上げたんですよね。『何も無い状態』から、『ある状態』に変えてきたわけです。

社会に必要なモノを生み出し、大量生産することで、いいものを安く早く提供して時代を作り上げてきた。このことが成功体験として昭和の世代にはあったんですが、それによってミレニアル世代って呼ばれるような、45~46歳以下ぐらいの人達が大学出たぐらいの時期には、もう無いものがなくなってきたんですよね。

ーーなるほど。

尾原 昔は家に「テレビがきた!」とか「車買ったぞ!」って言っただけで、周りから「すごいね!」って言ってもらえたし、仕事ばっかりやってても「パパが大黒柱として頑張ってくれてるから、新しいテレビが来たんだよ。新しい洗濯機が来たんだよ。」っていうふうに、家族の中でも褒められる。

外に行ったら行ったで「いやあ、トヨタ働いてくださってるの?トヨタのおかげでみんな車乗れるようになったね」っていうふうに「ない」を「ある」にするだけでみんなから褒められる。

ーー働くことが承認欲求と所属欲求満たすことに直結していたわけですね。

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