5年後に「稼げる人」「稼げない人」の差…いま大注目される「プロセスエコノミー」のすごい正体

尾原 和啓 プロフィール

YouTubeもインスタも…

ーー確かにYoutubeでの企画しかり、インスタ映えスポットしかりで「誰を見ても同じようなモノばかり」ですもんね。

尾原 だから大事なことは、機能やアウトプットだけでなく別の軸、つまりプロセスで人を引き付けていかなきゃいけないってことなんですよね。

「この情報は信頼できる!」、もっと言うと「この人の見えてる世界観に寄り添ってると安心感がある」ってことを受信者側が求めてきている。

本の中でも話してるんですが、SNSが発達したことで、例えば1個1個の写真にみんなからいいねをもらうことで、承認欲求はむちゃくちゃ満たされてきてるんです。だけどその一方で所属欲求が満たされなくなってきてるんですよね。

ヒットはすぐマネされる photo/gettyimages
 

ーーマズローの欲求5段階説のお話ですね。

尾原 人間の欲求ってピラミッドの様に構成されてると言われていて、下から順に生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現となっているんですが、所属欲求というのが社会的欲求にあたるところで、分かりやすく言うと、「友人や家族、会社から受け入れられたい欲求」のことなんですね。

終身雇用制から能力主義になったことで、会社に居場所がなくなってきたり、この30年で都市化が進んだことで、人類の中で初めて隣近所の方を知らないって状況になってきた。

ーー昔は隣近所の家族は、みんなが顔を知ってて当たり前でしたからね。

尾原 今の世の中って、実は居場所が一番なくなってきてるんですね。そうすると、情報があふれ返る社会の中で、「自分が依って立つ場所ってどこなんだろう?」「自分の所属先はどこなんだろう?」って探していく時に、プロセスエコノミーは自分の居場所、自分の戻る先になりうるような場所への道標にもなるものなんですね。

ーーコロナによってテレワークや自粛が始まり、リアルな人間関係が希薄になって余計に孤独感が増しました。

尾原 たとえばオンラインサロンは1つの自分の居場所、自分のなりたい姿で居られる場所なんですよね。ちょっと日常で疲れた時に、他所行きの自分を着替えて、自分のありたい姿に戻って活力を取り戻せます。

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