2021.08.05
# エンタメ

オリンピック終了後を見据え“コロナ推し”を併用する『モーニングショー』の二枚舌

不安をあおる玉川徹氏が戻ってきた
木村 隆志 プロフィール

コロナ感染した斎藤アナの復帰が合図か

そしてもう1つ見逃せないのは、アシスタントを務める斎藤ちはるアナの存在。番組は斎藤アナが新型コロナウイルスに感染していることを7月21日に公表していた。番組は前日から休んでおり、すでに2週間出演していないことになる。

羽鳥慎一は21日の放送で、「斎藤さんは昨日発熱しまして、PCR検査をした結果、新型コロナ陽性となり、“しばらくお休み”となります」と語っていたが復帰はいつなのか。そのとき、どんなコメントをするのか。

斎藤アナの復帰が東京オリンピックの終了とともに、『羽鳥慎一モーニングショー』がコロナ関連シフトに本格復帰するきっかけになるだろう。

 

ちなみに羽鳥は、「斎藤さんも普段はしっかり感染対策をしていたんですけど、それでも感染となりましたので、もはや誰がどこで感染してもおかしくない状況であります」と語っていた。

これまでさんざん危機感をあおってきただけに、リスクを訴えるコメントはフィットしているのだが、同時に「番組の感染予防対策は万全だったのか」という声があがっていたのも事実。

羽鳥は「私は斎藤さんとスタジオで距離も取っていますし、1年以上前から打ち合わせも別々にやっております」と、感染予防対策や濃厚接触者には当たらないことをアピールしていたが、いつになくこわばった表情でまくしたてたところに苦しさが見えた。

いずれにしても斎藤アナの復帰に合わせて、番組は「コロナ憎し」を再点火するのではないか。

『羽鳥慎一モーニングショー』は、視聴率トップを称えられたり、「視聴者は中高年層ばかり」と揶揄されたり、「それでもCMが売れているからいい」と擁護の声があがったり、コメンテーターの一方的な発言が物議を醸したりと、善悪両面で注目を集めやすい番組だ。

だからこそ東京オリンピック終了直後、猛烈なコロナ関連シフトに戻したら、「手のひら返し返し」「これぞダブルスタンダード」という批判が殺到するだろう。裏を返せば、現在のオリンピック関連とコロナ関連の併用は、そんな批判をやわらげる意味合いがあるのかもしれない。

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