2021.08.26
# 新型コロナウイルス
財務省の「人災」で、これから日本経済に「倒産ラッシュ&大不況」がやってくる!
日本経済の「ヤバすぎる真実」財務省発の「奇妙なニュース」
「奇妙だな」と思うニュースを耳にされた読者も多いかと思います。7月5日に財務省は2020年の税収が過去最大の増収になったと発表しました。
コロナ禍不況が危惧される中で昨年末、財務省は税収予測を下方修正していたのですが、驚くべきことにその政府の予想を5兆7000億円も上回ったといいます。
このうち消費税の税収増が約2兆6000億円にのぼるのは驚きには値しません。消費税を値上げしたら税収増になったわけで当たり前のことです。
この記事で問題にしたいことは消費税ではなく、コロナ禍で大幅に減収すると政府が予想していた法人税が、その逆で増収になったことです。政府予想からすると3兆円以上も上ぶれしたのです。
それが意味することが何なのか? …が、今回の記事のポイントです。先に申し上げておくと、これは日本経済にとって悪い兆候です。

私が以前勤めていたコンサルティングファームに伝わる「再建屋ジョーの悲劇」というビジネスの寓話があります。
創業者のブルース・ヘンダーソンがファームに勤務するコンサルタントのために記した、コンサルタントが持つべき視点集のひと項目として配布されていたエピソードで、もう古いコンサルタントしか知らないかもしれません。