毎日使うキッチン。毎日使うからこそ、物が溢れがちで、片付いた状態をキープするのが難しい場所でもあります。雑誌に載っているような理想形…ではなく、他の人が使っている「リアルなキッチン」を見て参考にしたいと思うことはありませんか?

今回は、素敵なキッチンを掲載するウェブマガジン『台所図鑑』から、団地に住む70代女性のキッチンを紹介します。高齢者一人暮らしだからこそこだわっている、物をため込まない暮らし。そのための「捨てる技術」とは?

使わないものを潔く捨てた団地キッチン

誰の台所?:ハルミックスさん(70代主婦/ミニマリスト・シンプリスト)
家族構成:一人暮らし
キッチンの形状:ダイニングキッチン(約8畳)
キッチン(水回り設備)の種別等:180センチ幅の公団型キッチン/壁付けI型
自炊の頻度:自炊は週に数回は作る、毎日コーヒーはドリップする
おうちについて:築50年以上のUR(1LDK)
※2021年7月時点の情報です

築50年以上の公団(UR)で暮らすハルミックスさんは、70代前半の一人暮らし主婦です。約10年前にご主人を亡くし、一人娘は結婚して遠方に住んでいます。親兄弟も既に他界した為、親戚付き合いなどもほとんど無く、正真正銘の一人暮らしの独居老人です。

ほとんど余計な物が置かれていないキッチン。提供/台所図鑑
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実はこの女性、ウェブサイト『台所図鑑』の管理人の一人である私、大木奈ハル子の母なのです。母は元々物欲がある人ではなかったものの、それなりにあれこれ所有していました。

そんな母がシンプルライフに目覚めたきっかけは、2017年。私がミニマリストになり部屋の写真を見せたところ、「私もそういう暮らしがしたい」と言い出しまして。築年数の古い団地に居住している為、ご近所さんに80代以上の高齢者が多く、部屋を覗く機会が何度かあったけれど、台所がモノだらけの人がほとんどで、こうなってはいけないと以前から思っていたらしいのです。

帰省時に身の回りの整理作業を手伝ったことをきっかけに、そこから一人でさらに捨てる作業を推し進め、今では私以上のミニマリストに変貌し、スッキリとしたキッチンでシンプルライフを楽しんでいます。