「当選100万円分が無効に…」高額チケットホルダーが吐露する無観客五輪への複雑な思い

現代ビジネス編集部

五輪反対の声が止まない事態に

だが、「緊急事態宣言」の再発令とともに幕を開けた2021年も、「コロナ禍」の勢いは止まるどころか、変異種の出現などによって、さらにその勢いを増長させた。

特定業種への休業要請や、各種補助金、そして世界各国に遅れを取ったワクチン政策…。五輪の中止や、再延期を求める声も少なくないなか、政界や各業界団体などさまざまな利権の対立が、問題をさらに複雑にし、有効な指針が示されぬまま、時間だけが着々と流れた。

今年の3月には、景気の起爆剤になることが期待されていた、海外観光客の受け入れを断念。当初は、「4月中に方向性を示す」とされていた国内観光客の受け入れ方針についても、大幅に対応が遅れ、「観客は定員の50%以内で最大1万人とする」方針と、当選済みチケットの再抽選が決められたのは、五輪の開幕を1ヶ月後に控えた6月21日のことだった。

当選した高額チケット※画像は本人提供
 

だが、7月9日には、東京五輪・パラリンピック組織委員会が、この方針を撤回。最終的には、宮城県と静岡県で行われる一部の競技を除き、前例のない無観客での大会運営を強いられることとなった。

編集部からのお知らせ!

関連記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/