2021.08.03
# 保険

共働きで「年収1000万円の夫婦」が「貯蓄型保険」のせいで“地獄を見た”ワケ

計画通りにはいかない…
平井 美穂 プロフィール

生命保険文化センターの調査(※)によると、1世帯あたりの生命保険の年間払込保険料平均はおよそ38万円、世帯年収に占める割合は約7%です。世帯年収700万円以上の家庭に限ってみると5%未満となっています。

(※)出所:生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」

むろん、貯蓄型保険についてはいずれ使えるお金なので5%の計算に含めなくてもいいという考えもあります。そういう意味では前述した事例も、掛け捨ての保険料は世帯年収の3%に収まっており、セーフといえるでしょう。

 

しかし、途中で解約すると解約返戻金が払込保険料を大幅に下回るために、実質的には60歳まで積み立てた後でなければ使うことが出来ないような貯蓄型の保険は、換金性が劣る点には注意が必要です。

老後資金を蓄える前に、教育費や突発的な支出への備えは足りているのか、今後の家計収支の変化を予測できているか、こういったことをきちんとシミュレーションしてから満期まで無理なく積み立てられる金額に保険料を抑えておく必要があります。シミュレーションができていないうちは、ひとまずいつでも換金できる定期預金などで積み立てしておいた方が無難でしょう。

さらなる注意点については【後編】年収1000万円の夫婦が、貯蓄型保険の加入時に犯していた「決定的なミス」でお伝えいたします。

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