文在寅の「北朝鮮政策」が、サムスンにとって「致命的」になりかねないワケ

アメリカの意向を考えると…

サムスン、好調の要因

7月29日、韓国最大の企業であるサムスン電子が4~6月期の決算を発表した。

全体として収益力は高まっている。

その要因の一つとして半導体事業の成長は重要だ。

時系列で決算データを確認すると、スマートフォン関連事業の利益率が伸び悩む一方で、不安定な動きを伴いつつもメモリ半導体やファウンドリ(半導体の受託生産)ビジネスの利益率が高まったことがわかる。

〔PHOTO〕Gettyimages
 

米中対立の影響やコロナ禍によって勢いづいた世界経済のデジタル化、わが国の半導体工場の火災、さらには感染の再拡大などによる供給制約が重なり、世界的に半導体の需給はひっ迫している。

需給のひっ迫が解消されるまでには、しばらく時間がかかるだろう。

サムスン電子にとって半導体事業の重要性は高まっている。

それに加えて、米国政府はファウンドリなど戦略的に重要性が高まる企業の活動を、より強力に支援しようとしているようだ。

バイデン政権が各国との関係強化に動いている背景には、より多くの対米投資を引き出して半導体など先端分野での生産能力を強化する狙いがあるだろう。

世界経済の“ゲーム・チェンジ”が進む中、韓国政府の対米姿勢などがサムスン電子、および韓国経済の今後の展開に与える影響は軽視できなくなっている。

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