お葬式でも事前準備が大切…/photo by iStock
# 終活

葬儀こそ「事前相談」が絶対重要だといえるワケ…「最低限で済ませる」は意外と難しい

「厚生労働白書」(令和2年版)によると、2019年の年間死者数は138万人。2040年は168万人に増加する見込みで、1989年と比べると倍以上になる。

葬儀ビジネスの拡大を見越して新規参入の動きも活発で、葬儀価格の下落も進んでいる。同時にネットを検索すれば10万円からできるものもあるが、意外な“落とし穴”があるのはご存じだろうか。葬儀社勤務経験のある筆者が、現場で見てきた“本音”をお伝えする。

 

事前相談を「面倒」と考えてはいけない

納得のいく葬儀をする方法はシンプルで、誰かが亡くなる可能性を感じたら葬儀社に事前相談をすることだ。「終活」の一環と思えば分かりやすいだろう。事前相談の利点はかなり大きい。

具体的には、親が亡くなってから葬儀社に連絡するのでなく、親がまだ健在でも念のため話をしたり、入院時に医師から「長くないかも……」と覚悟を諭されたときに、近所の葬儀社に直接足を運んで、状況、要望、費用(葬儀の予算)、葬儀に必要なもの、今後の流れなどを尋ねるのが理想だ。

葬儀社に足を運べば、「事前相談を承ります」の案内板が出ており、気軽に相談に応じてくれる。さらにいえば、複数の会社から見積もりを取ると、葬儀価格の相場も分かるから、ぼったくられることもない。

お葬式でも事前準備が大切…/photo by iStock

もちろん「事前相談なんて縁起でもない。親が亡くなってから動く」という考えも理解できる。

今は便利な世の中で、インターネットを検索すれば、葬儀を安価にできるというサイトがいくつもある。最安値で10万円前後、棺や骨壺、霊柩車の手配も含めて追加費用がいらない……的なセットメニューが提示されているから「それを頼めばよい」となりがちだ。

しかし事後に動くのは、やはりおすすめしない。「突発で亡くなる」などの場合は仕方ないにしても、事後は葬儀の基礎情報がゼロからのスタートになるためだ。

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