マンの論理を援用すると、女性スポーツが男性とは異なる価値(容姿や性的表現)で見られるのは、男性の優越を担保するためであり、それに反発したビーチハンドボールチームへの罰金という制裁は、スポーツ界におけるミソジニーのあらわれだったと言えるだろう。

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変化の兆し

市場原理から完全に開放されることは、現実的には難しい。ただ、スポーツの側でも変化が生じている。

フィンランドサッカー協会は、欧州サッカー連盟(UEFA)と協力して「女子リーグ」ではなく「ナショナルリーグ」という名称を採用した。9月に開幕するWEリーグもしかり、現在の女子サッカー界は自ら掲げるジェンダー平等の理念を推進することで、サッカーを通じて社会を変えようとしている。

ビーチハンドボールのチームも、ユニタードを選択した体操チームも、スポーツ界のミソジニーに屈しない女子スポーツ界の変化の兆しと言えるだろう。