暑く、湿度が高い日本の夏。悩ましいのが、この時期のお弁当作りです。ほかの季節なら問題なく入れられるおかずが、夏場は食中毒の原因になる場合も――。そこで安心、安全に食べられるお弁当作りのコツを、前回に引き続き管理栄養士の今泉マユ子さんにうかがいます。今回のテーマは、「夏場のお弁当にフル活用したい冷凍食品」です。

前回の記事「夏場のお弁当は「食中毒」に注意!痛みにくいおかず作り&詰め方のポイント」もチェック!

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夏場のお弁当作りの強い味方!
「自然解凍OK」の冷凍食品

私は日頃から、「手抜き」ではない「手間抜き」料理をおすすめしていて、自分でも実践してきました。そんな私の強い味方であり、夏場のお弁当作りでぜひともフル活用していただきたいのが「冷凍食品」です。

冷凍食品には、電子レンジで加熱してからお弁当箱に詰めるものと、冷凍庫から出してすぐに詰められる自然解凍タイプとがあります。自然解凍タイプのものは、凍ったまま詰めるだけで昼食時には食べごろになっているのですから、これを利用しない手はありません。

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お弁当用の自然解凍冷凍食品については、日本冷凍食品協会が取扱要領を発行しています(※)。協会の規定として、夏場のお弁当を想定した35℃9時間の保存に耐えられる、お弁当用の規格基準を満たすことが求められているのです。

冷凍食品各社はその要領に沿って管理を行い、安全な冷凍食品を生産、販売しています。「自然解凍OK」という表示のある商品は、しっかり加熱殺菌をし、かつクリーンルームに等しい環境で包装されているので、自然解凍するだけで食べられるのです。

(※)日本冷凍食品協会:一般家庭向け弁当用自然解凍調理冷凍食品等の製造・販売に係わる取扱要領(平成19年5月)