相撲部屋で大麻使用が発覚…そのウラで大麻に起きている「巨大な変化」

日本でも議論が加速している
一般社団法人 大麻博物館 プロフィール

1.現在、大麻の使用罪はない

70年以上前の1948年に制定された大麻取締法。現在の大麻取締法では大麻の所持と栽培を禁じる一方で、使用に関する罰則はない。つまり尿検査による陽性判定は、大麻取締法違反を意味しない。そのため、貴源治関は警察の事情聴取後に帰宅を許され、現在は師匠の指示で謹慎中という。

ただし、角界は2008年の事件後、「薬物使用禁止規定」を独自に定め、違反者は原則として解雇する方針を定めているという。今後は相撲協会のコンプライアンス委員会が調査にあたり、理事会を経て正式な処分が決定するが、解雇もしくは引退勧告の処分となる見込みで、角界を去るのは決定的な状況だと報道されている。

なお、前述した大麻等の薬物対策のあり方検討会では、若年層の利用増加などを背景に、新たに「使用罪」を創設することが検討された。SNSなどでは「世界の流れに逆行」といった反応も多く見かけるが、結論はまだ出ていない。現時点で明確なことは、今回の貴源治関の行為が協会の規定違反ではあるが、「犯罪」ではないということだ。

 

2.横綱のまわしは大麻でできている

ご存知のように大相撲は日本の国技であり、その最高位は横綱である。貴源治関の一件が報道されたのと同日、照ノ富士関が横綱昇進を果たしたという報道があった。では、その「横綱」という名称の由来となっている、横綱だけが腰に締めることを許されている綱は大麻の繊維からつくられている、という事実はご存知だろうか?

「横綱」は、まわりが晒(さらし)木綿の布で覆われているが、中には3本の綱状になった大麻の繊維が縒り合わさった状態となっている。なぜ大麻の繊維を用いるのか。それは、大相撲が神事であることに由来する。

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