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相撲部屋で大麻使用が発覚…そのウラで大麻に起きている「巨大な変化」

日本でも議論が加速している

大麻をめぐる環境の変化

大麻がまたしても、日本社会を騒がしている。去る7月20日、日本相撲協会は十両の貴源治関の大麻使用が判明したと発表した。場所後の7月19日、尿検査を受けたところ陽性判定が出たため、協会のコンプライアンス委員会で処分を検討するという。

角界と大麻というと、2008年に起きた大麻所持事件が思い起こされる。この際は大麻所持による逮捕など騒ぎが相次ぎ、ワイドショーでも連日のように報道され、当時の日本相撲協会理事長が交代するまでに発展した。

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一方で近年、大麻に関する評価は大きな転換期を迎えている。カナダやアメリカの多くの州などでは、医療用途や嗜好品用途の利用が合法化され、「グリーンラッシュ」と呼ばれる一大産業となり、多くの税収や雇用を生み出している。

また、動きがあるのは海外ばかりではない。日本では厚生労働省が2021年1月から6月にかけて、「大麻等の薬物対策のあり方検討会」を計8回にわたって開催。関係審議会での議論などを経て、早ければ来春に大麻取締法は変わる見込みとなっている。

この原稿は事件の報道があった週末に書いているため、日本社会が今回の件にどのような反応を示し、どのような処分が下されるかなど、まだわからない点は多い(7月30日、最も重い解雇処分を科したと発表された)。果たして、今回も十数年前と同様、ひたすら感情的な反応に終始するのだろうか。騒動と関連する大麻についてのいくつかの事実をご紹介したい。

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