2021年で発売から40周年になるという国民的アイス「ガリガリ君」。ソーダ味以外の味を見たことがある人も多いだろう。しかし食べてみたいと思ってもなかなか出会えなかったり、なくなってしまったり……そこで「歴代のガリガリ君全種類」を確認すべく、少食だけど食いしん坊のライター・長谷川あやさんが街中を捜索。最後はガリガリ君を発売している赤城乳業さんに泣きつくことに――。

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ガリガリ君のレアアイテムが食べたい

国民的なアイスキャンディーともいえる「ガリガリ君」。この存在を、みなさんはどうとらえているだろうか。初めて食べたのはいつだったかもはや記憶はないが、子どもの頃、食べた後の舌を出して、「青くなっているよ」なんてはしゃいでいた気がする。立派な(?)大人になった今も毎年、暑くなると無性に恋しくなる。二日酔いの朝にもぴったりだ。

そんなあるとき、「ガリガリ君」が40周年を迎えたというニュースをネットで目にして、突然食べたくなった。鉄板のソーダ味はもちろんだが、レアアイテムも食べてみたいと近くのスーパーやコンビニに足を運んでみた。

その結果、出会えたのは以下の面子である。

・ソーダ(いつもの子)
・うめ(注1)
・梨
・大人なガリガリ君 いちご
・大人なガリガリ君「ゴールデンパイン」6本入
・ガリガリ君「メロンソーダ」7本入(注2)

注1/40周年企画で募集した「食べたい味」で選ばれ商品化されたフレーバーらしい
注2/7月上旬にはなかったが、7月半ばに近所のスーパーで発見
40周年記念で消費者の声を受けて発売に

調査期間は2021年7月。東京都荒川区で、コンビニ6軒、スーパー3軒に、それぞれ3、4回ずつ、足を運んだ結果である。

ほかのフレーバーも食べてみたい! というわけで、アマゾンで「ガリガリ君 味比べ」を2種類(入っていたのは九州みかん、コーラ、うめ、ソーダ、グレープフルーツ、梨、チョコミント)を購入した。ほかにもネット上で入手できるものもあるのだが、24本or32本セットだったり、プレミア価格(とくにスイカが高額だった!)だったりで、業務用冷凍庫と潤沢な予算がないととても手が出ない。

「子どもが遊びながら片手で食べられるかき氷」

書籍『ガリガリ君ができるまで』や公式ホームページで調べたところ、赤城乳業が製造・販売する氷菓「ガリガリ君」の前身は、同社が1964年に開発した、カップの氷菓「赤城しぐれ」だという。赤城乳業が本社を構えるのは、いま渋沢栄一の生誕地として注目を浴びている埼玉県深谷市。社名や商品名は、深谷からものぞむことができる群馬県の赤城山に由来する(余談だが、深谷の渋沢記念館の渋沢栄一像は赤城山を見据えているそうだ)。

「赤城しぐれ」のヒットをきかっけに、「子どもが遊びながら片手で食べられるかき氷(赤城しぐれ)を」と商品開発をスタート。かき氷をアイスキャンディーでコーティングするという手法を開発し、1981年、ソーダ、コーラ、グレープフルーツの3種類を発売した。当時の販売価格は50円だった。

1981年に発売された3種類

そして、2021年、晴れて40周年を迎えた「ガリガリ君」。赤城乳業では、これまで150種類以上のガリガリ君を販売してきたというが、レアものをゲットするにはどうすればいいのだろうか。期間限定モノなど販売終了となったものは仕方ない。だが、SNSを検索したところ、スポーツドリンク味や塩ちんすこう味を見つけたという人もいた(うらやましい)。そんなレアものはともかく、ソーダと共に発売され、今年40歳を迎えたコーラやグレープフルーツはもっと簡単に食べられてもいいんじゃないだろうか! いったいどこに行けば、レアな「ガリガリ君」が手に入るのだろうか。

というわけで、赤城乳業マーケティング部に問い合わせてみることにした。