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「タワマンカースト」の深すぎる闇…39歳女性が「上昇志向」をこじらせた理由

タワマン内で生活を完結させた悲劇

念願かなって都内のタワマンを購入した安田洋平さん(仮名・39歳、会社員)は、妻の祐子さんと娘の3人で何不自由なく生活していた。しかし同じマンションに住むハイクラスなママ友との交流を通して、祐子さんには「変化の兆し」が見えていた。祐子さんの「セレブママ」化については、『【前編】タワマン「低層階」住み39歳女性を激変させた、上層階住人への強いコンプレックス』をご覧いただきたい。

気遣いなのか、それとも……

「自分はこのタワマン内では中の下のクラスの人間だ」――そうした思いは、祐子さんの心の中で日増しに募っていったようだ。

「休日に家族でどこかに出かけて帰宅して、1階のエレベーターホールで待っていたら、5、6歳くらいの男の子とママが来たんです。エレベーターに一緒に乗ったら、彼らのほうが上の階だった。

当然ぼくたちのほうが先に降りるわけですが、ぼくたちが降りるときに、その子が『なんでぼくの家のほうが上なのに、この人たちが先に降りるの?』と聞いてきたんですよ。これにはゾッとしましたね。その子に他意はないかもしれませんが、『上の階に住む人間を優先しろ』と言われているようで」

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その子どもの言葉からだけでは、「上層階意識」があったのかを判断することはできないが、大人のほうが「上層階意識」という選民思想が根強いことを、安田さんは妻の言葉のふしぶしに感じることがあったという。

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