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あえて「いばらの道」を歩んできた…西島秀俊が映像関係者から熱烈に支持される理由

演技に嘘がない、武骨な人と評される

映画がやりたくて俳優になった

長年にわたって西島秀俊(50)の取材をしてきた映画ジャーナリストの中山治美氏は筆者の取材に対し、「西島さんは時間が空くと、ふらっと1人で映画館に入るような人」と語った。根っからの映画好きなのだ。

それだけに8月20日公開の主演映画『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)がカンヌ映画祭で脚本賞など4冠に輝いたのは感慨深かっただろう。

「ドライブ・マイ・カー」ティザービジュアル

西島は「映画がやりたくて俳優になった」と何度もインタビユーで語っている。横浜国立大工学部を中退し俳優になった背景にも「映画の現場にいられたら、何とか食っていけるぐらいの生活でもいいんじゃないか」(※1)という思いがあった。

何とか食っていけるぐらいの生活でもいい――この言葉は綺麗事ではないだろう。それを裏付ける俳優人生を歩んできた。

西島は1992年、大手芸能プロの渡辺プロダクションから本格デビューした。翌1993年にはフジテレビのドラマ『悪魔のKISS』や同『あすなろ白書』などに出演。瞬く間に売れっ子の仲間入りをはたす。

だが、1997年には別の芸能プロへ移籍。イケメンを前面に押し出してのドラマ出演が続き、映画に出られなかったからだった。

2002年撮影 photo by gettyimages
 

移籍後は仕事が激減。1998年から2001年までは実に1本も民放ドラマに出演していない。今も昔も民放は移籍組、独立組を敬遠する。それは西島にも分かっていたはず。だが、あえて茨の道を選んだ。

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